和風ロマン素材のレビュー 温かみのある素材が素敵!でもイラレ持ち前提の素材集? | 紫色のクローバー
「和風ロマン素材集」表紙が可愛らしくてつい買っちゃいました。中身が見えない状態の通販で!
マール社だから「素材集だけど商用利用には使えないよ~!身内に送るハガキとかプリントだけに使ってね☆」なんてことはないと思ってたので、中身の素材が自分好みかどうかが心配でした。
という訳で今回は「和風ロマン素材CD-ROM」のレビューをしていきたいと思います。
素材の使い方にページが割かれていて丁寧!だけど…
和風ロマン素材は144ぺージありますが、その中で11~43ぺージまで収録されている素材をどうやって使うのか説明されています。
イラレやフォトショの他に、ワードでの使い方もあったり。
個人的には12~15ぺージのような、この素材を使ってこんな感じの作品が作れるよ~という紹介を数ページだけ載せれば十分じゃないかな?と思いました。
イラレやフォトショの説明は初心者にはうれしいかな?
ただ発売されたのが2009年なので、イラレやフォトショのバージョンが違って全然わからーん!ってなりそうな気もします。
ううーん…。やっぱり素材を使った作品例を数点載せてくれるだけで良かったなーと思っちゃいますね、すみません^^;
商用利用OK
さて、こういった素材集で気になるのが商用利用ができるかなど、素材を使用できる範囲です。
「素材集」ってついてるんだから、商用利用前提で作られてるのでは?と思うかもしれません。
ですが物によってはライセンスが厳しくて、「自分が使おうと思っていた用途じゃ利用できないな…」なんてこともあります。
なので販売ページとかで、中身の見本(特に使用許諾の部分)が確認できたらいいのになーといつも思います。
どんな素材が収録されているのかも大事ですが、どの範囲まで使えるのかという点も重要ポイントですからね!
そして気になる和風ロマン素材集の使用許諾ですが、こちらは商用利用OKなので安心ですね^^
以下和風ロマン素材集の8~9ぺージからの引用です。
―引用ここから―
本書の付属CD-ROMに収録されている素材データは、下記の使用許諾の範囲内であれば、自由にお使いいただけます。
使用許諾事項
1.本製品の購入者に限り、個人・法人を問わず、そのまま、もしくは加工して、何度でも使用できます。
2.製品に含まれるすべてのデータの著作権は夏木一美に帰属します。
3.通常の使用に際して、著作権料や二次使用料は発生しません。また、クレジット表記や使用申請書類提出の必要もありません。
禁止事項
1.本製品の収録データを、素材データとして複製、配布、譲渡、転売すること。
(この場合は、そのまま使うことも加工して使うことも禁止させていただいております)2.収録データを利用した葉書、名刺、カレンダーなどの出力サービス。
(この場合は、そのまま使うことも加工して使うことも禁止させていただいております)3.収録データをそのまま商標登録したり、企業のロゴやキャラクターとして利用すること。
4.収録素材が「主役」となるような商品の制作・販売。
(使用する素材のサイズは関係ありません)
―引用ここまで―
※収録素材が「主役」となるような商品の制作・販売について↓
素材集によっては「商用利用OKだけどクレジット表記必須」だったり、「個人使用ならいいけど商用使用するなら二次使用料払ってね」なんてこともあるので、ライセンスの確認は重要ですよね。
例えば他の和風系の素材集で成願義夫さんの素材集(和柄パーツ&パターン素材など)がありますが、そちらは結構ライセンスが厳しいなーと感じました。
(素材を使った作品をネットに公開することができなかったり)
収録されている素材はキレイでいいなーと思いましたが、いくら素敵な素材でも作品に使うことができなければ買っても意味がありませんからね^^;
その点では和風ロマン素材集は安心して使うことが出来ますね!
使える…はずなんです…が、ちょっと問題がありまして…。
JPEGとPNGの解像度は150dpiなので印刷に不向き
和風ロマン素材集はEPSデータとJPEG・PNGが収録されているので、イラレを持ってなくても大丈夫かな~と思いきや!
JPEGとPNGの解像度は150dpiなので、チラシや同人誌など印刷用途に使いたい場合は不向きなんです。
(これは2009年と発売されたのが昔なので、解像度が150dpiなのは仕方がないかな…)
またPNGは1割程度しかありません。
和風ロマン素材に収録されている素材は、
1.植物
2.自然・動物
3.器物
4.幾何学
5.クリップ
6.罫・枠
ですが、この中でPNGはクリップと罫・枠のみ。JPEGは植物~罫・枠まであります。
勝手にJPEGとPNGは同じくらいあるんだろうなーと思ってたので、PNGこれだけなんだ!?とビックリしました^^;
なのでEPSを編集できるソフト(AdobeのIllustratorもしくはPhotoshop)を持ってないと使いにくいと思います。
イラレを持っていれば素材の色を変えたりアレンジできるので良いですね。
逆に言えばイラレを持っていないとそれができないので、素材集の魅力半減かもしれません。
クリスタなどEPSを開けないソフトしか持ってないよーという方にはオススメできないかな。
せめてPNGがJPEGと同じくらいあれば良かったんですが…。
素材自体は温かみのあるかわいらしいものばかりなので、これはちょっと勿体ないなーと思いました。
中身をチラッと見てみる
映りが悪いのは許してください^^;
上から順に植物、自然・動物、器物、幾何学、クリップ、罫・枠から1ページずつ紹介しました。
まとめ
・イラレやフォトショなどEPSを編集できる環境がないと、ほぼJPEG素材のみになってしまう
・なのでイラレ(もしくはフォトショ)を持っていること前提の素材集かも
・素材そのものは優しい雰囲気があって個人的には好き
和風の素材集でこういったふんわりと、かわいらしいものはあんまりないので、素材集自体は良いと思うんです。
思うんですが!素材ファイルの都合上、イラレかフォトショがないと買ったのを後悔するレベルなのが残念ですね。
いやー、保存をするたびに画質が劣化してしまうJPEGばかりなのはキツイっす。
素材データそのものを売ったり、素材データが「主役」とならなければOK!と使用許諾はゆるくて助かるんですけどね^^;
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